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壁を装う展 - Wall Covering and Beyond

本展は、1849年の創業以来、人々の暮らしを彩るインテリア商品を開発・提供してきたサンゲツが、コンテンポラリーデザインスタジオ「we+(ウィープラス)」を迎え、「壁装材」をデザインと文化の視点から再解釈するリサーチプロジェクトの企画展です。
日本の壁紙は、自然環境や住宅様式の変遷、海外文化との交流を背景に、素材や技術の進化を積み重ねながら、世界の壁紙とは異なる独自の発展を遂げてきました。現在では住まいに欠かせない「壁装材」として、暮らしの中で多様な役割を果たしています。
サンゲツでは、これまでに数万点におよぶ壁紙を手がけ、その豊富なアーカイブには、時代とともに培われた高度な技術や美意識、多様な空間表現の可能性が息づいています。本展では、これらのアーカイブを起点に、「壁を装う」という文化の本質に迫り、素材と技術の進化、そこに宿る美意識の多様性をたどりながら、日本の壁装材文化の奥深い魅力を再発見し、これからの壁装材のあり方を提示します。
プロフィール
株式会社サンゲツ
壁装材、床材、ファブリックの開発・販売をはじめ、空間デザイン、設計、施工までを手がけるインテリア総合企業。1849年の創業以来、180年近い歴史の中で、時代の変化に対応しながら、日本の空間創りに携わってきた。企業理念である「すべての⼈と共に、やすらぎと希望にみちた空間を創造する。」のもと、多様化する顧客・市場ニーズへの対応と社会課題の解決を通じた、経済価値と社会価値の創出を目指している。また、企業理念の実現への取り組みの一環として、壁面のデザインと発想を募る「サンゲツデザインアワード」を2017年より開催。アワードを通して空間創造の新たな可能性を探求し、デザインとクリエイティビティの領域をより一層広げている。
we+
リサーチと実験に立脚した手法で、新たな視点と価値をかたちにするコンテンポラリーデザインスタジオ。林 登志也と安藤 北斗により2013年に設立。
利便性や合理性が求められる現代社会で、見落とされがちな多様な価値観を大切にしながら、自然や社会環境との親密な共存関係を築くオルタナティブなデザインの可能性を探究している。研究を起点とする自主プロジェクトを国内外で発表。そこで得られた知見を生かし、R&D、インスタレーション、プロダクト開発、空間デザイン、アートディレクションなど、さまざまな企業や組織のプロジェクトを手がけている。
FRAME Awards 2024 / Designer of the Yearをはじめ、Wallpaper* Design Awards、Dezeen Awards、EDIDAなど受賞多数。作品はドイツのVitra Design Museumなどに収蔵されている。
- 会期
- 2025年11月29日(土)- 12月5日(金)
- 会場
- 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
- 休館日
- 会期中無休
- 開館時間
- 10:00 - 19:00
- 入場料
- 無料
- 主催
- 株式会社サンゲツ
- お問い合わせ
- 株式会社サンゲツ 経営戦略室 広報IR課 kouhou@sangetsu.co.jp
- ウェブサイト
- https://www.sangetsu.co.jp/information/detail/20251027134832.html
