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開催概要
21_21 DESIGN SIGHT では2017年2月17日より企画展「アスリート展」を開催します。
日々の積み重ねや試行錯誤を繰り返し、自己の限界を乗り越えていく「アスリート」。自身と向き合いながら努力を重ねることで生まれる超人的でダイナミックなパフォーマンスは、観る者の心を揺さぶります。アスリートが目標に向かって真摯に取り組む姿には、スポーツのみならず、あらゆる分野で活動する人々へのヒントが数多く潜んでいるのではないでしょうか。
私たちは、普段の何気ない動作のひとつひとつに生じる「反応し、考え、行動に移す」という一連のプロセスに、身体・思考・環境が相互に影響しあった知覚=センサーを張り巡らせています。アスリートは、日々の鍛錬によって身体能力を高めることはもちろん、自らのセンサーの感度を極限まで研ぎ澄ませることで、自身に起こる微細な変化に気づき、順応し、その能力を最大限に発揮すべき瞬間に、一歩一歩近づいていきます。さらに、このアスリートのパフォーマンスを支えるトレーニングやメンタルサポート、データ解析、また日々進化する高性能なスポーツギアなどの、アスリートを取り巻く状況が大きく変化するなか、様々な要素を融合させることでより高い目標へと向かっていくのです。
本展では、アスリートの躍動する身体を映像や写真で紹介するほか、体感型の展示を通して、身体や心理をコントロールする知覚、戦術における情報解析の先端技術、そして身体拡張を支えるスポーツギアなど、アスリートをかたちづくる様々な側面をデザインの視点から紐解いていきます。
トップアスリートの経験を踏まえ様々な活動を行っている為末 大、デザインエンジニアの緒方壽人と研究者/映像作家の菅 俊一との3名を展覧会ディレクターに迎え、様々な分野で活躍する参加作家、企業、団体、機関と協働する展覧会となります。
さらなる高みに挑み続ける「アスリート」の鼓動を是非体感してください。
- 会期
- 2017年2月17日(金)- 6月4日(日)
- 休館日
- 火曜日(5月2日は特別開館)
- 開館時間
- 10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
- 入場料
- 一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
各種割引についてはご利用案内をご覧ください
- 主催
- 21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
- 後援
- 文化庁、スポーツ庁、経済産業省、港区教育委員会
- 協力
- アシックススポーツ工学研究所、キヤノン株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、ゲッティイメージズジャパン株式会社、独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
- 展覧会ディレクター
- 為末 大、緒方壽人、菅 俊一
- 企画協力
- 加藤孝司、村松 亮
- 会場構成
- 工藤桃子+高橋真人
- 展覧会グラフィック
- 古屋貴広(Werkbund)
- 学術協力
- 加藤貴昭(慶應義塾大学)
- 参加作家
- 稲本伸司、imaginative inc.、大原大次郎、岡本菜穂(SIRI SIRI)、岡本憲昭、奥田透也、角田陽太、菊地絢女、groovisions、ハワード・シャッツ、SHUKYU+Gottingham、高橋啓治郎、Takram、時里 充、アダム・プリティ(ゲッティイメージズ)、星野泰宏、細金卓矢、劉 功眞(LIUKOBO)、LENS(岡田憲一+冷水久仁江)、渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
- 参加企業
- 株式会社アシックス、アメア スポーツ ジャパン株式会社、SAPジャパン株式会社、株式会社オーエックスエンジニアリング、株式会社ゴールドウィン、株式会社Xiborg、株式会社テック技販、日進医療器株式会社、ブリヂストンサイクル株式会社、ミズノ株式会社、山本光学株式会社