contents
「AFTER GROUNDSCAPE SPECIALー時代の土木、土木の時代ー」
本展ディレクターの西村 浩、企画協力の内藤 廣、企画チームの崎谷浩一郎が、土木設計家の篠原 修を迎え、時代と共に変遷していく「土木」について語り合うイベントです。
「土木展」における重要なキーワードのひとつは「時代」です。
時代が与えた土木の使命、時代が生み出した土木の世界観。戦前、戦後と積み重ねてきた「時代の土木」は、3.11後の三陸に風景として現れつつあります。しかし、それは環境を細分化しようとする防潮堤であり、身体のスケールを超えた盛り土であり、明治時代以降続く近代化土木の姿です。
本プログラムでは、「GS三陸視察2015 映像記録作品『GROUNDSCAPE』」を踏まえて「時代の土木」を振り返りつつ、復興の視点も交えて、あるべき未来の「土木の時代」について語り合います。
- 日時
- 2016年9月17日(土)14:00-15:30
- 場所
- 21_21 DESIGN SIGHT
- 出演
- 篠原 修、西村 浩、内藤 廣、崎谷浩一郎
- 参加費
- 無料(ただし、当日の入場券が必要です)
- 予約
- 8月23日(火)より本ページにて受付開始、定員に達し次第終了
- 定員
- 80名
※当日は、トーク会場にて10:00-/11:07-/12:14-の3回、「GS三陸視察2015 映像記録作品『GROUNDSCAPE』」を上映します
トークにご参加になる前に、是非ご覧ください(トークにご参加にならない来館者の方もご覧になれます)
篠原 修 Osamu Shinohara
土木設計家、GSデザイン会議代表/東京大学名誉教授
1945年生まれ。東京大学大学院工学系修士課程修了後、アーバンインダストリー、東京大学農学部林学科助手、建設省土木研究所、東京大学工学部教授、政策研究大学院大学教授などを歴任。工学博士。主な著書に『土木造形家百年の仕事』、『土木デザイン論』など。主な設計指導に、勝山橋、油津堀川運河、桑名住吉入江、津和野川、苫田ダム、日向市駅、旭川駅など。
西村 浩 Hiroshi Nishimura
建築家/デザイナー/クリエイティブディレクター
株式会社ワークヴィジョンズ 代表取締役
株式会社リノベリング 取締役
マチノシゴトバCOTOCO215 代表
1967年佐賀県生まれ。東京大学工学部土木工学科卒業、東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、1999年にワークヴィジョンズ一級建築士事務所を設立。土木出身ながら建築の世界で独立し、現在は、都市再生戦略の立案からはじまり、建築・リノベーション・土木分野の企画・設計に加えて、まちづくりのディレクションからコワーキングスペースの運営までを意欲的に実践する。日本建築学会賞(作品)、土木学会デザイン賞、BCS賞、ブルネル賞、アルカシア建築賞、公共建築賞 他多数受賞。2009年に竣工した、北海道岩見沢市の「岩見沢複合駅舎」は、2009年度グッドデザイン賞大賞を受賞。
内藤 廣 Hiroshi Naito
建築家・東京大学名誉教授。1950年生まれ。1976年早稲田大学大学院修士課程修了。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所(スペイン・マドリッド)、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981年内藤廣建築設計事務所を設立。2001年から東京大学大学院社会基盤学専攻教授、同大学副学長を歴任後、2011年に退官。2007-2009年度には、グッドデザイン賞審査委員長を務める。主な建築作品に、海の博物館(1992)、安曇野ちひろ美術館(1997)、牧野富太郎記念館(1999)、島根県芸術文化センター(2005)、日向市駅(2008)、高知駅(2009)、虎屋京都店(2009)、旭川駅(2011)、九州大学椎木講堂(2014)、静岡県草薙総合運動場体育館(2015)、安曇野市庁舎(2015)などがある。
崎谷浩一郎 Koichiro Sakitani
株式会社EAU代表取締役。1976年佐賀県生まれ。1999年北海道大学土木工学科卒業後、東京大学大学院景観研究室にて篠原修に師事し、土木デザインを学ぶ。2003年土木デザインを専門とする設計事務所EAUを共同設立。日本各地で多くの土木事業・景観設計に関わる。主なプロジェクトに熱海渚小公園・渚親水公園(静岡)、旧佐渡鉱山遺跡広場(新潟)、中央橋(長崎)、白水ダム鴫田駐車場・トイレ(大分)など。グッドデザイン賞受賞、土木学会デザイン賞受賞。国士舘大学、東北大学、東京藝術大学非常勤講師。NPO法人GSデザイン会議事務局長。エンジニア・アーキテクト協会会員。自称シビレル・エンジニア。
http://www.eau-a.co.jp/