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展示構成
イントロダクション:「土木写真家 西山芳一が選ぶ名土木マップ」
デザイン:柿木原政広/写真:西山芳一
都市の風景
私たちの日々の暮らしや、それに必要なものの移動を支えている土木。都市のインフラを意識させる作品を展示します。
「渋谷駅解体」、「新宿駅解体」、「東京駅解体」田中智之(建築家)
「六甲山からの眺望」、「隅田川リバースケープ」ヤマガミユキヒロ(アーティスト)
土木オーケストラ
日本の高度経済成長期を支えた土木の工事現場の記録映像を、現代の土木映像へとつなぐシンフォニー。一緒に展示された工事現場で使う道具や素材などと合わせて、土木がつくられていく現場を想像できます。
「土木オーケストラ」ドローイングアンドマニュアル(クリエイティブチーム)
「土木の道具」ワークヴィジョンズ(西村 浩、林 隆育)(クリエイティブ集団)
土木の行為
土木に結びつく行為をテーマに、参加作家が様々な形で表現。来場者は作品を通して土木の行為を体感できます。それぞれの行為に基づき、土木写真家 西山芳一による土木施設の写真を展示します。
「まもる:キミのためにボクがいる。」WOW(ビジュアルデザインスタジオ)
消波ブロックや河川敷のコンクリートブロックが、私たちの生活と自然環境を災害から守っていることを伝える、映像インスタレーション作品
「ほる:地質山」康 夏奈(吉田夏奈)(アーティスト)
島のそこかしこに掘られたトンネルを覗くと、島の地層のありようを見ることができる
「つむ:ライト・アーチ・ボリューム」403architecture [dajiba](建築設計事務所)
空気で膨らませたビニールのピースを積み上げることで橋をつくる体験型作品。アーチの構造を学ぶことができる
「ためる」ヤックル株式会社(エンジニア集団)
ダムの水が流れている映像空間にて、圧倒的なスケールで水の溜まる様子を体感できる
「つく:山」
公益社団法人 日本左官会議(挾土秀平、小林隆男、小沼 充、川口正樹、坂元美貴)+職人社秀平組(山本義則)
版築工法や石積みなどをモチーフにした、左官の手の痕跡がのこる土と石の作品
「つなぐ:渋谷駅(2013)構内模型」
田村圭介(建築家)+昭和女子大学環境デザイン学科 田村研究室
渋谷駅は地下5階、地上3階の複雑な構成。 模型を通して、土木が駅構内をつないでいることを知ることができる
「ささえる:ストラクチャー」
渡邉竜一(橋梁・構造デザイナー)+ローラン・ネイ(構造エンジニア、建築家)
橋などを設計する際に用いられる構造力学。異なる素材と構造でどのような違いがあるのかを、分かりやすく伝える
「はかる:Perfume Music Player Installation」
ライゾマティクスリサーチ(アーティスト、リサーチャー)
スマートフォンアプリの位置情報を用い、東京の交通網やユーザーの行動を観察することができる作品
そのほかに、設計領域(土木・建築設計事務所)による土木の質感を体感できるマンホールやアスファルトの作品「人孔(ひとあな)」や、桐山孝司(東京藝術大学大学院映像研究科教授)と桒原寿行(東京藝術大学COI特任助手)による、来場者が砂場遊びを通して土木の設計者となれる映像インスタレーション「土木で遊ぶ:ダイダラの砂箱」を展示します。
土木を愛する
マガジン、漫画、食とあらゆる角度から土木を愛でる。土木をもっと楽しむヒントが詰まったセクションです。
「現場で働く人たち」株式会社 感電社+菊池茂夫(写真家)
「ダムとカレーと私」出演:宮島 咲/映像:ドローイングアンドマニュアル/制作協力:柿木原政広
「ニュー土木」横山裕一(漫画家)
「ガードマン」柿木原政広(アートディレクター)
日本一・世界一
日本と世界を代表する2つの長大トンネルを通じて、日本と世界の土木技術の粋を確かめてください。
「青函トンネルの断面図」、「ゴッタルドベーストンネルの断面図」柿木原政広
「山手トンネル」ヤックル株式会社+八馬 智(千葉工業大学創造工学部デザイン科学科准教授)
土木と哲学
土木の書籍や図面、東日本大震災の復興現場の映像などで、土木の役割について考察します。
「GS三陸視察2015 映像記録作品『GROUNDSCAPE』」GSデザイン会議+岩本健太(映像作家)
「BLUE WALL 永代橋設計圖(東京大学大学院工学系社会基盤学専攻所蔵)」EAU(土木設計事務所)
重機グラフィック
提供:コマツ
実寸大の重機の構造を知ることができるパネルを展示。