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「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」

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トーク「プロジェクトをアーカイブする」

<本プログラムは終了しました>

本展でクリストとジャンヌ=クロード企画構成を務めた柳 正彦とデザインジャーナリストの森山明子によるトークイベントです。

アートやデザインにおいて「残らないものを残す」ということは、どのような意義があるのでしょうか。クリストとジャンヌ=クロードによるプロジェクトは、それ自体を保存することは不可能ですが、期間限定で消えてしまうものを彼らはどのように記録しようとしているのかなどを語ります。また、植物を主な素材としていた中川幸夫の評伝の著者である森山明子も、消えてなくなる前提のものをどう記録するのかをジャーナリストの目線からお話しします。

自身のスタジオで「フローティング・ピアーズ」の記録集のレイアウト案を整理するクリスト
日時
2017年7月22日(土)11:00-12:30
場所
21_21 DESIGN SIGHT
出演
柳 正彦、森山明子
参加費
無料(ただし、当日の入場券が必要です)
予約
7月5日(水)12:00より本ページにて受付開始、定員に達し次第終了
定員
50名

トーク開催に先立ち、DOCUMENTSに森山明子による特別寄稿「記憶の中の『天空散華』 残らないアート・プロジェクトをどう残すか」を掲載しました。ぜひお読みください。

柳 正彦 Masahiko Yanagi

東京都出身、大学卒業後に渡米、New School for Social Research 大学院修了、芸術社会学専攻。在学中より雑誌、新聞等に現代美術関連の記事の執筆、展覧会のコーディネイトなどを始める。クリストとジャンヌ=クロードとの関わりは、70年代半ばにテレビで放映されたヴァレー・カーテンのドキュメンタリーを見た時に始まる。80年代初頭にニューヨークでの生活を始めてからは、二人の日本での展覧会、出版など調整を務めるようになる。84年にアンブレラがスタートすると、プロジェクト実現へ向けてのコアな部分へも関与するようになり、それ以降も全てのプロジェクトにスタッフとして参加している。
2009年に300頁の大冊「クリストとジャンヌ=クロード、ライフ=ワークス=プロジェクト」を上梓。2010年には21_21 DESIGN SIGHTでの「クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORKS=PROJECTS」のディレクターを務める。

森山明子 Akiko Moriyama

1975年東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。特許庁意匠審査官、国際デザイン交流協会勤務をへて、1986年日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社。「日経デザイン」の創刊にかかわり、1993―98年同誌編集長。1998年から武蔵野美術大学教授、デザイン情報学科所属。
NHKハート展詩選考委員、芸術工学会理事、公益財団法人三宅一生デザイン文化財団理事、同・日本デザイン振興会評議員などをつとめる。主著は『まっしぐらの花――中川幸夫』、『石元泰博――写真という思考』、『新井淳一――布・万華鏡』。『Gマーク大全 グッドデザイン賞の50年』、『カラー版 日本デザイン史』を監修、近著に『デザイン・ジャーナリズム 取材と共謀 1987→2015』、『オリンピックとデザインの政治学』(若山滋と共著)がある。