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企画展「Material, or 」

contents

クリエイターズトークvol.2
「Material, or 」との対話

<本プログラムは終了しました>

本展は、展覧会ディレクターの吉泉 聡の視点を元に「マテリアル」と「私たち」のつながりの再考を試みる展覧会です。企画展「Material, or 」がどのようにして形づくられてきたのか、吉泉をはじめ、グラフィックデザインを担当した三澤 遥、会場構成を担当した中村竜治とともに振り返ります。

ポスターなどの印刷物で使われたモチーフは、三澤自身が拾った、浜辺に打ち上がって堆積した無数の「なにか」です。それらはもはや元々なんだったのかも分からず、その瞬間の時間を切り取られて私たちの目の前に姿を表します。人工と自然が融解したそれらを探して拾うという行為自体がマテリアルとの対話のようです。

一方、空間の中にグリッド状に「得体の知れないなにか(腰壁)」が差し込まれた会場は、「名称や機能を一旦忘れ、建築を即物的に感じられる仕掛けをつくる」というコンセプトのもと、中村が設計しました。既にそこにある建築物すら素材として捉える大胆な構成です。

本トークでは、展覧会ができるまでの道程を振り返りながら、本展において重要な役割を担ったグラフィックと空間の見方やその意図を掘り下げます。吉泉らは「Material, or 」と対話をしていく過程でなにを感じ、なにを考えたのでしょうか?マテリアルとともに生きる私たちについて一考する機会となれば幸いです。

左/「Material, or 」ポスタービジュアル、右/「Material, or 」会場風景(撮影:木奥 惠三)
開催日
2023年7月29日(土)
時間
14:00 - 16:00(開場13:30)
場所
21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
出演
吉泉 聡、三澤 遥、中村竜治
特別協賛
三井不動産株式会社
言語
日本語
参加費
500円
予約
7月21日(金)14:00より上部リンク(外部サイト)にて受付、定員に達し次第終了
定員
50名

ご予約に際しては、以下の注意事項をご確認ください。

* トークのご予約は、ArtSticker(外部サイト)よりお願いします。クレジットカード決済になります。展覧会場、お電話等でのご予約は承っておりません
* 一度に2枚まで購入可能です。まとめて購入した場合、発行されるQRコードは1つですので、お揃いの上ご入場ください
* トークチケットのキャンセル、人数変更、参加できなかった場合の返金はできませんのでご注意ください

本展会期中、本トークを収録した映像を無料配信します。
詳細は、後日、本ウェブサイトやSNS公式アカウントにてお知らせします。
* 機材トラブルによる映像・音声の乱れが発生する可能性もございますのであらかじめご了承ください

吉泉 聡写真:辻井祥太郎

吉泉 聡 Satoshi Yoshiizumi

TAKT PROJECT代表。デザイナー。
既存の枠組みを揺さぶる実験的な自主研究プロジェクトを行い、ミラノデザインウィーク、デザインマイアミ、パリ装飾美術館、21_21 DESIGN SIGHT、香港M+など、国内外の美術館やデザインの展覧会で発表・招聘展示。その研究成果を起点に、様々なクライアントと「別の可能性をつくる」多様なプロジェクトを具現化している。
Dezeen Awards 2019(イギリス)にて「Emerging Designers of the Year」に選出、Design Miami/ Basel 2017(スイス)にて「Swarovski Designers of the Future Award」に選出など、国内外のデザイン賞を多数受賞。3つの作品が、香港M+に収蔵されている。
iFデザイン賞審査員(2023年)、グッドデザイン賞審査委員(2018年-)。東北芸術工科大学客員教授、武蔵野美術大学基礎デザイン学科非常勤講師。

三澤 遥写真:岡庭璃子

三澤 遥 Haruka Misawa (日本デザインセンター)

日本デザインセンター三澤デザイン研究室室長。武蔵野美術大学基礎デザイン学科准教授。同大学工芸工業デザイン学科卒業後、デザインオフィスnendoを経て、日本デザインセンター 原デザイン研究所に所属。2014年より三澤デザイン研究室として活動開始。ものごとの奥に潜む原理を観察し、そこから引き出した未知の可能性を視覚化する試みを、実験的なアプローチによって続けている。主な仕事に、水中環境を新たな風景に再構築した「waterscape」、かつてない紙の可能性を探求した「動紙」、国立科学博物館の移動展示キット「WHO ARE WE」がある。

中村竜治

中村竜治 Ryuji Nakamura (中村竜治建築設計事務所)

建築家。建物や内装の設計のほか舞台美術、展示会場構成、インスタレーション、遊具など幅広い仕事を手がける。近年では資生堂ギャラリー「第八次椿会」にアーティストとして参加。主な仕事にへちま(SFMOMA、MFAH収蔵)、東京室内歌劇場オペラ「ル・グラン・マカーブル」舞台美術、とうもろこし畑(東京国立近代美術館「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション」)、JINS京都寺町通、色を混ぜる(ISSEY MIYAKE「BEYOND」インスタレーション)、神戸市役所1号館1階市民ロビー、Mビル(GRASSA)など。