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クリエイターズトークvol.3
太田 翔 × 本多沙映
クリエイターズトークvol.3では参加作家の太田 翔と本多沙映によるトークを開催します。
オランダを制作拠点とする太田は、工業的に処理された木材の表面を、枝の痕跡である節を浮き出す様に掘り出し制作する「According to the Grain」のシリーズを本展に出展しています。「ひとつの作品の中に自分でコントロールできる部分とできない部分がある」というその制作過程は、まさに素材との対話によるものです。
本多はフェイクファーという素材を題材に、製造現場である和歌山のフィールドリサーチからスタートした作品「Cryptid」を本展に出展しています。人工と自然を対立軸に置かずに素材や物質そのものの価値をいろいろな角度から再検討している作品です。
人工・自然、リアル・フェイクなど、様々なゆらぎの中で行われるものづくりを語り合い、マテリアルの可能性を探るトークです。
聞き手は本展企画チームの山田泰巨が務めます。
右:本多沙映「Cryptid」(撮影:林 雅之)
- 開催日
- 2023年9月2日(土)
- 時間
- 16:00 - 17:30(開場15:30)
- 場所
- 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
- 出演
- 太田 翔、本多沙映
- モデレーター
- 山田泰巨
- 特別協賛
- 三井不動産株式会社
- 言語
- 日本語
- 参加費
- 500円
- 予約
- 8月29日(火)15:00より上部リンク(外部サイト)にて受付、定員に達し次第終了
- 定員
- 50名
ご予約に際しては、以下の注意事項をご確認ください。
* トークのご予約は、ArtSticker(外部サイト)よりお願いします。クレジットカード決済になります。展覧会場、お電話等でのご予約は承っておりません
* 一度に2枚まで購入可能です。まとめて購入した場合、発行されるQRコードは1つですので、お揃いの上ご入場ください
* トークチケットのキャンセル、人数変更、参加できなかった場合の返金はできませんのでご注意ください
太田 翔 Sho Ota
千葉大学工学部意匠科卒業後、家具メーカーに就職。2018年にDesign Academy Eindhovenの大学院を卒業し、同年Studio Sho Otaを立ち上げ、オランダを制作拠点にパリとアムステルダムのギャラリーから作品を発表している。2021年にはパリで初の個展を開催した。
本多沙映 Sae Honda
デザイナー・ジュエリーアーティスト。2010年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科を卒業後、2013年からアムステルダムのヘリット・リートフェルト・アカデミーのジュエリー学科で学び、2016年に卒業。その後、国内外でジュエリーやアート作品を中心とした作品を発表するほか、コミッションワークも手がけている。既存の価値体系に詩的なアプローチでゆるやかに疑問をなげかけながら、オルタナティブな美意識を探究。自然と人工物の境界線が曖昧になりつつあるこの世界を俯瞰で見つめながら、新しい価値をかたちにしている。作品はアムステルダム市立美術館、アムステルダム国立美術館、アーネム博物館に永久所蔵。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科非常勤講師(2022-)、グッドデザイン賞審査員(2023)。
山田泰巨 Yoshinao Yamada
編集者・ライター。『商店建築』『Pen』編集部を経て、2017 年よりフリーランスとして活動を始める。雑誌『Casa BRUTUS』『ELLE DECOR』『Pen』『AXIS』をはじめ、企業広報誌『LifeWear magazine』『AGORA』『Ginza Six Magazine』などで、建築、デザイン、アート、ファッションのテーマで編集執筆を行う。ほかに地域活性イベント「工場の祭典」や企業のプロジェクトへの参加、展覧会の企画協力、冊子制作にも携わる。著書に「天童木工とジャパニーズモダン」(青幻舎刊)など。