Loading...

mainImg

企画展「Material, or 」

contents

クリエイターズトークvol.5
森山明子 × 小野 栞

企画展「Material, or 」の関連プログラムとして、クリエイターズトークシリーズを開催します。 第5回目は、デザインジャーナリストの森山明子と、本展参加作家の小野 栞によるトークです。聞き手は本展企画チームの山田泰巨が務めます。
森山は、だれも見たことのない布を探求してきた新井淳一についての書籍『新井淳一 布・万華鏡』(2012)や『新井淳一—布の奇跡—』(2023)を執筆しています。本展のテーマでもある「マテリアルとの対話」を重じ「布の詩人」とも呼ばれる新井の作品。本トークのために森山が特別に用意した新井のテキスタイル作品の実物も紹介します。一方、一貫してテキスタイルの価値を探究する小野は、本展では直径0.06 mmのステンレスワイヤーを、自らが編み棒で手編みした高さ5 mにも及ぶ作品を展示しています。本トークでは異なるアプローチを持ってテキスタイルに挑む両者の作品を起点に、マテリアルの可能性を探ります。

小野 栞「Muse」(撮影:木奥恵三)
開催日
2023年10月27日(金)
時間
19:00 - 20:30
* 18:50になりましたら、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2 B1Fロビーにお集まりください
* 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2への最終入場(入場料のお支払い、招待券、オンラインチケット等)は18:30となりますのでご注意ください
* 19:00まで再入場可能です
場所
21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2 B1Fロビー
出演
森山明子、小野 栞
モデレーター
山田泰巨
特別協賛
三井不動産株式会社
言語
日本語
参加費
無料(ただし、当日の入場券が必要です)
予約
不要
森山明子

森山明子 Akiko Moriyama

デザインジャーナリスト、芸術工学会会員、神戸芸術工科大学副学長。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。特許庁意匠審査官、日経デザイン編集長、武蔵野美術大学教授を経て2023年度より現職。三宅一生デザイン文化財団理事、日本デザイン振興会評議員、福井県立大学理事。近著に『遠藤彰子《鐘》のすべて、(2020)、『遠藤彰子《四季》のすべて』『遠藤彰子〈白い絵〉〈黒い絵〉』(2021)、『中川幸夫—花の奇跡—』『石元泰博—眼の奇跡—』(2022)、『新井淳一—布の奇跡—』(2023)がある。

小野 栞

小野 栞 Shiori Ono

作家。東京造形大学でテキスタイルデザインを学び、2019年に同大学大学院修士課程を修了。その後、同大学院博士後期課程の彫刻分野において「淡さ」をテーマに空間表現を研究。2022年修了。2017年より作家活動を開始し、国内外での作品展示、テキスタイルや衣服のデザイン・制作を行う。作品制作では様々な素材や技法を用い、1本の糸から1着の衣服を制作している。第57回日本クラフト展 経済産業大臣賞・日本クラフト大賞受賞。東京造形大学デザイン学科テキスタイルデザイン専攻 非常勤講師。

山田泰巨

山田泰巨 Yoshinao Yamada

​​編集者・ライター。『商店建築』『Pen』編集部を経て、2017 年よりフリーランスとして活動を始める。雑誌『Casa BRUTUS』『ELLE DECOR』『Pen』『AXIS』をはじめ、企業広報誌『LifeWear magazine』『AGORA』『Ginza Six Magazine』などで、建築、デザイン、アート、ファッションのテーマで編集執筆を行う。ほかに地域活性イベント「工場の祭典」や企業のプロジェクトへの参加、展覧会の企画協力、冊子制作にも携わる。著書に「天童木工とジャパニーズモダン」(青幻舎刊)など。