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トーク「それは民藝かなにか」
それは形なのか思想なのか。人々がものを見るとき、それぞれの視点によって、対象はまったく違うものとして映ります。柳 宗悦が提唱した民衆による工芸「民藝」は、今日の手仕事として、どのような捉え方が可能なのでしょうか。
本イベント「それは民藝かなにか」では工芸、雑貨、クラフトなどのそれぞれ異なる視点から思い描くこれからの「民藝」の姿を、菅野康晴(新潮社『工芸青花』編集長)、小林和人(Roundabout/OUTBOUND)、高木崇雄(工藝風向)、森岡督行(森岡書店)がディスカッションします。
- 日時
- 2019年2月16日(土)14:00 - 16:00
- 場所
- 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1
- 出演
- 菅野康晴、小林和人、高木崇雄、森岡督行
- 参加費
- 無料(ただし、当日の入場券が必要です)
- 予約
- 2月1日(金)11:00より本ページにて受付、定員に達し次第終了
- 定員
- 60名
菅野康晴 Yasuharu Sugano
『工芸青花』編集長。
1968年栃木県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、1993年新潮社入社。『芸術新潮』及び「とんぼの本」シリーズの編集部に在籍し、美術・工芸・骨董を主に多くの企画を手がける。担当した本に、川瀬敏郎『一日一花』、坂田和實『ひとりよがりのものさし』、中村好文『住宅読本』、金沢百枝+小澤実『イタリア古寺巡礼』、赤木明登+智子『うちの食器棚』、木村宗慎『利休入門』、三谷龍二他『「生活工芸」の時代』など。2014年に「青花の会」を始め、『工芸青花』の刊行他、講座、茶話会、展覧会等を行う。
小林和人 Kazuto Kobayashi
Roundabout/OUTBOUND店主。
1999年より国内外の生活用品を扱う店、Roundabout(ラウンダバウト)を運営。2008年には、OUTBOUND(アウトバウンド)を開始。2013年より、様々な存在、現象、環境がもたらす情緒的な反応を引き起こす働きである「作用」についての考えを提唱。出展した展覧会に『雑貨展』(21_21 DESIGN SIGHT)。著書に『あたらしい日用品』(マイナビ)、『「生活工芸」の時代』(共著、新潮社)がある。平成26年度日本民藝館展にて出品した山崎大造氏による生簀籠が「日本民藝館賞」を受賞。
高木崇雄 Takao Takaki
工藝風向店主。
1974年高知生れ、福岡育ち。京都大学経済学部卒業。2004年に「工藝風向」設立。2010年、九州大学大学院・芸術工学府博士課程単位取得退学。専門は柳宗悦と民藝運動を中心とした近代工芸史。日本民藝協会常任理事・福岡民藝協会事務局。
森岡督行 Yoshiyuki Morioka
森岡書店代表。
1974年生まれ。著書に『荒野の古本屋』(晶文社)などがある。企画協力した展覧会に『雑貨展』(21_21 DESIGN SIGHT)、『そばにいる工芸』(資生堂ギャラリー)、『「Khadi インドの明日をつむぐ」展』(21_21 DESIGN SIGHT)などがある。2018年には「shiseido art egg」賞の審査員と、山形ビエンナーレ『畏敬と工芸』のキュレーションを担当した。