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参加作家によるギャラリーツアー
本展参加作家・関係者によるギャラリーツアーです。会場構成の中原崇志、グラフィックデザインを担当した刈谷悠三、参加作家からは勝又公仁彦、須藤絢乃、TAKCOM、多和田有希、水島貴大が、来場者のみなさまとともに会場を回ります。
展覧会ポスターから会場パネルまで本展にまつわるグラフィックを手掛けた刈谷、各作家と議論を重ねながら会場を構成した中原は、それぞれのデザインプロセスについて語ります。また、迫力あるマルチ・プロジェクションによる展示に挑戦したTAKCOMと、それぞれの視点で都市を捉えた作品を発表した参加作家たちが、自身の作品を解説します。
展覧会のコンセプトをより深く知ることのできる貴重な機会です。ふるってご参加ください。
- 日時
- 2018年5月6日(日)16:00-17:00
- 場所
- 21_21 DESIGN SIGHT
- ご案内
- 中原崇志、刈谷悠三、勝又公仁彦、須藤絢乃、TAKCOM、多和田有希、水島貴大
- 参加費
- 無料(ただし、当日の入場券が必要です)
- 予約
- 不要
中原崇志 Takashi Nakahara
1976年鹿児島県生まれ。長崎総合科学大学建築学科卒業、 Inter Medium Institute Graduate School 修了。 建築アトリエ「有馬裕之+Urban Fourth」を経て、建築、インテリア、ミュージアムデザインの分野で活動。 主な作品に、「日本科学未来館・常設展示」「上海万博日本産業館 INAXブース」「NHK放送博物館」「INPEX MUSUM」「P.I.C.S OFFICE DESIGN」など。 主な受賞歴として企画展「世界の終わりのものがたり」にて、SDA大賞・経済大臣賞、企画展「トイレ? 行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい」空間デザイン賞優秀賞等を受賞など。
刈谷悠三 Yuzo Kariya
1979年 東京生まれ/兵庫県宝塚市育ち
1998-2003年 大阪工業大学工学部建築学科
2003-05年 東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻 塚本由晴研究室研究生
2005-06年 アトリエ・ワン勤務
2006-10年 schtücco勤務
2010年- neucitora[ネウシトラ]主宰。
勝又公仁彦 Kunihiko Katsumata
早稲田大学法学部卒業、インターメディウム研究所修了。在学中より文芸、絵画、写真、映像などの 作品制作を始める。国内外で様々な職業に従事した後、作品発表を開始。インスタレーションから 出発し、現在では写真を中心とした映像メディアで作品を制作。多様な被写体のもとで「時間」「光」「場所」「空間」「認知」などをサブテーマに、常に写真と映像の構造に触れる作品を展開。日常 の中に現象しながらも知覚される事の無かった世界を掬い取ることで、観る者を新たな認識へと誘うと ともに、歴史・社会・文明への批評的な暗喩を込めた作品制作を続けている。
須藤絢乃 Ayano Sudo
あの世とこの世、あなたと私、男と女。それらの境界が揺らぐ様を肖像写真という形で表現してきた須藤絢乃の作品はグリッターやラインストーンで飾られ、その輝きは時に過剰に、時につつましく鑑賞者を作品の世界に引き込み、次第に作者と他者の境界を失ってゆく。「作品に写る彼等は一体誰なのか。」という感覚が生まれると同時に「自己」という存在を感ぜざるを得ない、新たな装置としてのセルフポートレートを製作している。京都市立芸術大学大学院修了、2014年キヤノン写真新世紀グランプリ、国内外の展覧会やアートフェア、エディトリアルなどで活動中。
TAKCOM
映像作家。CM、MVなど広告映像を手がける傍、実験的なショートフィルム、映像インスタレー ションなどを手掛ける。近年の作品として、ショートフィルム「Pessim」Top shortsにてBest experimental他。「Noah flaw」はNownessにてフィーチャー、SIGGRAPH Asia、オーバーハウゼン 国際短編映画祭他、十カ国以上の映画祭で選出他。Nosaj Thing「Cold Stares」(映像演出担当) Prix Ars Electronica 2016にてAward of Distinction受賞、Vienna Independent Shortsにて the best international music video受賞他「。森ビル 六本木ヒルズ -TOKYO CITY SYMPHONY」 (映像演出担当)カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルCyber部門 SILVER受賞、 ADFEST PROMO LOTUS/GOLD 賞、D&AD AWARD Yellow Pencil 受賞等。
多和田有希 Yuki Tawada
1978年浜松市出身。自ら撮影した写真を消す(削る、燃やすなど)という行為を通し、都市や群衆の集合的無意識や個の意識変容をイメージとして湧出させる。美術博士(東京藝術大学)、農学学士(東北大学)。近年の展覧会に「あざみ野フォト・アニュアル 写真の境界」(2014年・横浜市民ギャラリー あざみ野)、「5×3」(2015年・Kunstraum Düsseldorf、デュッセルドルフ)、「カミナリとアート 光 / 電気 / 神さま」(2017年・群馬県立館林美術館)など。2017年滝沢広との共著で写真集「Dual/ I am in You」を刊行。
水島貴大 Takahiro Mizushima
1988年 東京都出身。東京ビジュアルアーツ卒業。2009年の初個展、「東京ロンリーハートランド」より写真家として活動。2014年に株式会社リクルートが運営するギャラリー「ガーディアン・ガーデン(」東京都中央区銀座)主催による公募展、1_WALLにてファイナリスト選出。2016年よりインデペンデント ギャラリー、TOTEM POLE PHOTO GALLERYのメンバーとして写真展を中心とした活動を開始。2017年、作品「Long hug town」でヤングアート台北フォトアイのグランプリを受賞。人々の群像からもたらされるイメージに向かって歩み続けている。