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企画展「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−」

contents

展示内容

ウィリアム・クライン

20世紀を代表する写真家 ウィリアム・クラインの写真と映画、グラフィック、コンタクトプリント、写真集、巨大写真などの多種多彩なイメージを一堂に集めて展示。ジャンルを跨いで自由奔放な都市と人間のイメージを展開するクラインの視点を紹介し、本展のイントロダクションとする。

ウィリアム・クライン+TAKCOM

クラインの捉えたニューヨーク、ローマ、モスクワ、東京、パリの各都市を、映像作家 TAKCOMが浮遊感や流動性とともに、万華鏡や空飛ぶ絨毯のように表現する。200点あまりの写真、タイポグラフィと抽象画像、映画のスティル写真も組み合わせ、ギャラリー1の空間全体を使ったマルチ・プロジェクションを行なう。

西野壮平

都市を歩くこと、都市を旅することを通して得た個人的体験をベースに世界の都市という構造体を見つめ、生命が移動することの根源的な意味を探る西野壮平。自身の日々の行為を可視化し、多数の視点から撮影した写真を組み合わせることで、時間や場所が錯綜する架空の視点から見た都市の地図をあぶり出す。細密で力のこもった大判のフォトコラージュを展示。

沈 昭良

台湾を代表する写真家 沈 昭良は、台湾の夜の名物、大型トラックステージを使った台湾綜芸団の生き生きとした情景、トラックの組み立てから撤去までの24時間を撮影した高速度撮影映像を組み合わせ、アジアの深い混沌を浮かびあがらせる。カラー写真、高速度撮影映像を組み合わせたフォトインスタレーションで、移動祝祭トラックのエネルギーを表現し、静から動へ、動から静へとダイナミックに流れる特別な時間を生成させる。

水島貴大

水島貴大は、自身の代表的な写真集『long hug town』から100点以上のカラー写真を、壁一面に展示する。彷徨う都市、夜の東京の路上の狂騒と底知れないエネルギーを全身で写し取る水島の、場所や愛と深く結びついた表現を紹介する。

石川直樹+森永泰弘

写真家 石川直樹とサウンドアーティスト 森永泰弘のコラボレーション・ユニット。ギャラリー2の空間に、写真と音の有機的な結合の場を実現。「惑星の光と声」をテーマに、地球を一つの惑星とみなすようなアジアの各都市の騒めきを写真作品とフィールドレコーディングの音像でダイナミックに表現する。

安田佐智種

視点を天地逆転させるかのように、高所から見下ろした超高層ビル群の写真を放射状に配置して繋ぎ合わせ、目眩く都市のヴィジョンを提示する安田佐智種。針や棘のように身体に突き刺さる地勢学的な陶酔へ誘うシティ・ヴューを探求する、デジタル合成写真によるフォトインスタレーションを展示。

多和田有希

人間の精神的な治癒をテーマに、自ら撮影した写真の表面を削り取ったり、燃やしたりする手法で都市や群衆の独特な霊的ヴィジョンを生み出す多和田有希。写真でも絵画でも彫刻でもない、人間の精神の奥底に秘められたものを引きずりだすような作品群は、写真発明時代の魔術的なオーラを放つ。本展では、大判のインクジェットプリントを手作業でスクラッチした「ホワイトアウト」シリーズを中心に展示。

須藤絢乃

多国籍な人間の顔をデジタルで合成した新しいセルフポートレイト、絵画と写真を往還するファッション・ポートレイト、実在する行方不明の少女を自ら再現する作品で知られる須藤絢乃。自身の代表的な写真集『幻影』と写真集『面影』からのセレクションを展示する。

勝又公仁彦

勝又公仁彦は、光と知覚、装置と現象、内界と外界を横断する独特の繊細な感受性で都市を表象する作品で知られる。「Panning of Days」シリーズ、「Unknown Fire」シリーズ、「Hotel Windows」シリーズ、「Skyline」シリーズなどからセレクション。

朴 ミナ

都市の中の巨大水族館に蠢く集団の熱と呼吸を、ブルーの闇の力とともに鮮やかに活写する新進写真家の朴 ミナ。カラー大判写真と、呼吸音や水の流れる音などを使用したサウンドインスタレーションを行なう。

藤原聡志

藤原聡志は、都市の細部と路上に潜在する人間の無意識的な熱と力を、スーパーリアリズムを思わせる緻密な映像で表現し、写真画像の秘められた可能性を模索する。本展では、「Scanning」シリーズからのセレクションを展示する。