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オープニングトーク「SENSE OF HUMOR」
ユーモアという、時代や場所によって異なる価値観をどのように捉え、表現するのか。
本展ディレクターを務めたアートディレクターの浅葉克己は、「ユーモアは、コミュニケーションの本質だ。」と語ります。
浅葉克己、グラフィックデザイナーの中村至男、建築家の鈴野浩一によるこのオープニングトークでは、3名が他のメンバーとともに「ユーモアてん。」をつくりあげた過程を振り返ります。「SENSE OF HUMOR」という言葉を巡ってそれぞれ考えてきたことや、会場から溢れるほどの作品が集結するまで、そしてできあがった展覧会について語ります。
- 日時
- 2019年3月23日(土)15:00 - 16:30
- 場所
- 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
- 出演
- 浅葉克己、中村至男、鈴野浩一
- 参加費
- 無料(ただし、当日の入場券が必要です)
- 予約
- 3月7日(木)11:00より本ページにて受付、定員に達し次第終了
- 定員
- 50名
浅葉克己 Katsumi Asaba
1940年横浜生まれ。桑沢デザイン研究所、佐藤敬之輔タイポグラフィ研究所、ライトパブリシティを経て、1975年浅葉克己デザイン室を設立。日本の広告史に残る数多くの名作ポスター、コマーシャルを制作する。1987年東京タイプディレクターズクラブを設立。代表作に、長野オリンピック公式ポスター、サントリー「夢街道」、西武百貨店「おいしい生活」、武田薬品「アリナミンA」、ミサワホーム「ミサワデザインバウハウス」等。中国に伝わる生きている象形文字「トンパ文字」に造詣が深い。2015年には年間で4度の個展を開催。2015年は「浅葉克己デザイン日記」、2016年は「薔薇刑」にて2年続けてADC原弘賞を受賞した。その他、毎日デザイン賞、日本アカデミー賞、ADCグランプリ2回、ADC原弘賞3回、紫綬褒章、旭日小綬章、亀倉雄策賞など受賞多数。東京ADC委員、東京TDC理事長、JAGDA理事、AGI日本代表、東京造形大学・京都精華大学客員教授、青森大学客員教授、桑沢デザイン研究所10代目所長。卓球六段。
中村至男 Norio Nakamura
川崎市生まれ。日本大学芸術学部卒業、Sony Music Entertainmentを経てフリーランス。主な仕事に、21_21 DESIGN SIGHT「単位展」メインビジュアル、銀座メゾンエルメスのウインドウディスプレイ、松山市立子規記念博物館、日本科学未来館、雑誌『広告批評』(1999年)、アートユニット「明和電機」のグラフィックデザイン、佐藤雅彦氏とのプロジェクトとしてPlayStation「I.Q」など。著書に、『どっとこどうぶつえん』、『はかせのふしぎなプール』、『たなのうえひこうじょう』(福音館書店)、『サンタのコ』(MUJI BOOKS)、『勝手に広告』(佐藤雅彦と共著/マガジンハウス)、『明和電機の広告デザイン』(土佐信道と共著/NTT出版)など。2017-18年にクリエイションギャラリーG8で二度の個展を開催。主な受賞に、NY ADC銀賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞、亀倉雄策賞、ボローニャ・ラガッツィ賞優秀賞など。
鈴野浩一 Koichi Suzuno
2004年に禿 真哉(かむろ しんや)とトラフ建築設計事務所設立。建築の設計をはじめ、インテリア、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「NIKE 1LOVE」「港北の住宅」「空気の器」「ガリバーテーブル」「Big T」など。「光の織機(Canon Milano Salone 2011)」は、会期中の最も優れた展示としてエリータデザインアワード最優秀賞に選ばれた。2015年「空気の器」が、モントリオール美術館において、永久コレクションに認定。2011年「空気の器の本」、作品集「TORAFU ARCHITECTS 2004-2011 トラフ建築設計事務所のアイデアとプロセス」(ともに美術出版社)、2012年絵本「トラフの小さな都市計画」(平凡社)、2016年「トラフ建築設計事務所 インサイド・アウト」(TOTO出版)を刊行。