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企画展「ゴミうんち展」

contents

トーク「発酵がつなぐ循環の世界」

発酵と腐敗の違いとは、何でしょうか?一般的に、発酵は人間にとって有益な物質が生まれる現象を指し、腐敗は有害な物質がつくられる現象とされています。しかし、視点を変えれば、発酵も腐敗も本質的な違いはありません。私たちは日常生活の中でゴミやうんちを定義づけ、それらをブラックボックスの中に押し込んで見えなくしていますが、酵母の「うんち」を美味しく食べたり飲んだりする発酵の文化は、誰かのうんちが誰かの宝物になる可能性を教えてくれます。
本トークイベントでは、本展参加作家で発酵のスペシャリストの小倉ヒラクを迎え、本展ディレクターの佐藤 卓、竹村眞一とともに「ゴミうんち展」を発酵や分解というキーワードから多角的に紐解きます。

小倉ヒラク「カビの森」(撮影:木奥惠三)
開催日
2025年1月24日(金)
時間
17:00 - 18:30(開場16:30)
場所
21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
出演
小倉ヒラク、竹村眞一、佐藤 卓
特別協賛
三井不動産株式会社
言語
日本語
参加費
無料(ただし、当日の入場料のお支払いが必要です)
予約
上部リンク(外部サイト)にて受付、定員に達し次第終了
定員
50名

* 本プログラムで撮影した画像や映像は、21_21 DESIGN SIGHTのウェブサイト、SNS等に使用する場合がございます。写真に写りたくない場合は事前にスタッフにお声がけください
* 写真や動画の撮影を行う場合、他の参加者や通行人の映り込みにご留意ください。映り込んでいる方に了承なくSNS等に投稿する場合は、個人が特定できないようにするなどのご配慮をお願いします

小倉ヒラク

小倉ヒラク Hiraku Ogura

発酵デザイナー。「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、東京農業大学で研究生として発酵学を学んだ後、山梨県甲州市を拠点にワークショップ、イベント、展覧会など様々なプロジェクトを開催。絵本&アニメ『てまえみそのうた』でグッドデザイン賞2014受賞。2017年に出版した『発酵文化人類学』が5万部を超えるベストセラーに。2019年に渋谷ヒカリエd47 MUSEUMで『発酵ツーリズムにっぽん』展を開催。三ヶ月の会期で5万人の来場者を記録し、大きな話題に。2020年に下北沢に発酵専門店『発酵デパートメント』をオープン。発酵の聖地として日本各地、世界各地の発酵ファンで賑わう。2022年には『発酵ツーリズムにっぽん』の北陸巡回展を開催。展覧会とツーリズムの融合を目指し、地域の醸造文化とまちづくりの担い手たちと協働している。
主な著書に『日本発酵紀行』『発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ』『おうちでかんたんこうじづくり』など。

竹村眞一

竹村眞一 Shinichi Takemura

京都芸術大学教授、NPO法人ELP(Earth Literacy Program)代表、「触れる地球」SPHERE開発者。人類学的な視点から地球環境に関する研究・啓発活動を行い、環境教育デジタル地球儀「触れる地球/SPHERE」を企画開発(経産省グッドデザイン賞・金賞、キッズデザイン賞最優秀・内閣総理大臣賞)。東日本大震災後、政府の「復興構想会議」専門委員。国連アドバイザーとして『国連防災白書』デジタル版監修(2012〜2019)。東京都環境審議会委員。21_21 DESIGN SIGHT では企画展「water」「コメ展」の企画に関わる。著書に『地球の目線』(PHP新書)、『宇宙樹』(慶應大学出版会/高校の国語教科書に収録)、『ゴミうんち』(本展コンセプトブック;グラフィック社刊)、『地球を聴く』(坂本龍一氏との共著;日経新聞社刊)など。

佐藤 卓

佐藤 卓 Taku Satoh

グラフィックデザイナー、21_21 DESIGN SIGHT ディレクター・館長。
1979年東京藝術大学デザイン科卒業、81年同大学院修了。「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージデザインをはじめ、ポスターなどのグラフィック、商品や施設のブランディング、企業のCIを中心に活動。NHK Eテレ「デザインあ」「デザインあ neo」総合指導、著書に『塑する思考』(新潮社)、『マークの本』(紀伊國屋書店)、『Just Enough Design』(Chronicle Books)など。毎日デザイン賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章他受賞。