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オンライントーク
「未来の糧としての『The Original』」
企画展「The Original」は、工業化によってものづくりが大きく進展した19世紀後半から、現在までのデザインを取り上げています。その中には、50年前、100年前にデザインされ、今もなお私たちとともにあり続けるものも数多く含まれます。それは、同様に会場に並んでいる近年デザインされた製品が、この先も長く影響を与え続けていく可能性を示唆しています。
本トークでは、本展ディレクターの土田貴宏と、本展で主に時代背景とデザインの変遷に関するテキストの執筆を担当した高橋美礼が、デザイン史家の野見山 桜を迎え、デザインを未来につなげていく行為に関して語り合います。デザイナーや企業の手によって製品が生み出され続けることはもちろん、展示公開すること、歴史を考察すること、語り継ぐこと、そして生活の中で使い続けること......。本展覧会最後となるトークを、「The Original」がデザインの未来の糧となるように、という思いを込めて開催します。
- 開催日
- 2023年6月19日(月)
- 時間
- 20:00 - 22:00
- 場所
- Zoom配信
- 出演
- 土田貴宏、高橋美礼、野見山 桜
- 言語
- 日本語のみ
- 特別協賛
- 三井不動産株式会社
- 参加費
- 無料
- 予約
- 本ページの「ご予約はこちら」より参加登録をしていただき、配信されるURLよりご参加ください
- 参加条件
- あらかじめお使いのデバイスでZoomアプリケーションをインストールし、動作環境をご確認ください
土田貴宏 Takahiro Tsuchida
デザインジャーナリスト、ライター。
1970年、北海道生まれ。会社員を経て2001年からフリーランスで活動。国内外での数多くの取材やリサーチをもとに専門誌などに寄稿している。コンテンポラリーデザインを主なテーマとして、家具、インテリア、日用品について書くことが多い。東京藝術大学、専門学校桑沢デザイン研究所で非常勤講師を務める。近著『デザインの現在 コンテンポラリーデザイン・インタビューズ』(PRINT & BUILD)。
高橋美礼 Mirei Takahashi
デザインジャーナリスト。
東京生まれ。多摩美術大学芸術学科卒業、企業勤務を経て、ミラノ・ドムスアカデミー・マスターデザインコース修了。フリーランスとしてデザインおよび執筆活動を展開。多領域のデザインに携わりながら国内外のデザインを考察し、書籍や雑誌、ウェブ媒体での執筆、編集を行う。多摩美術大学、法政大学、東京造形大学の非常勤講師。専門は「デザイン思想史」と「デザインジャーナリズム論」。
野見山 桜 Sakura Nomiyama
デザイン史家。
パーソンズ・スクール・オブ・デザインでデザイン史とキュレトリアルスタディーズの修士号を取得。東京国立近代美術館勤務を経て、デザイン史家として、展覧会の企画、書籍・雑誌のテキスト執筆、翻訳などを行う。2020年より五十嵐威暢アーカイブ(金沢工業大学)の開設準備に携わる。最近の仕事に『Igarashi Takenobu A to Z』(Thames & Hudson、2020年)、展覧会『DESIGN MUSEUM JAPAN:日本のデザインを集める、つなぐ』(国立新美術館、2022年)などがある。