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企画展「ラーメンどんぶり展」

contents

展示内容

本展は、ラーメンの歴史と現在、ラーメンと丼の解剖、アーティストラーメンどんぶり、美濃焼の産地についてを中心に構成され、デザインの視点からラーメン丼にせまります。

ラーメンの歴史と現在

⚫︎展覧会ディレクターの橋本麻里とグラフィックデザイナーの加藤賢策による構成で、ラーメンの歴史と現在について紹介します。映像ディレクターの岡 篤郎による、ラーメン店の環境を想像させるような音のインスタレーション作品も展示します。

ラーメンと丼の解剖

⚫︎佐藤 卓による「デザインの解剖」の手法を用いて、名称、見た目、香りなどに始まり、丼のかたち、色、絵柄、触感、温度などさまざまな切り口で、日本の「ラーメン」、そしてそれを食べる時に使う「ラーメン丼」の解剖を試みます。

アーティストラーメンどんぶり

⚫︎40人のアーティスト、デザイナー、建築家、イラストレーター、料理研究家などのクリエイターたちがデザインした、40組のラーメン丼とレンゲを「アーティストラーメンどんぶり」として紹介します。うち10点は本展のための新作で、当館ディレクターの深澤直人ほか、糸井重里、佐々木 俊、澁谷克彦、髙田 唯、竹中直人、田部井美奈、ヒグチユウコ、細川護煕、LiSAがデザインしたユニークなラーメン丼を、本人のコメントと合わせて展示します。

美濃焼の産地

⚫︎「伝統技法ラーメンどんぶり」として、志野や織部、黄瀬戸など伝統的な技法でつくられた、地元の陶芸作家によるラーメン丼10点を紹介します。

⚫︎日本のラーメン丼の9割を生産する、美濃焼の産地について紹介します。やきものの根本を支え、無限のバリエーションを生み出す源泉としての「土」に注目し、美濃の窯業を卓越させてきた最大の特長を「土をデザインする技術」ととらえます。美濃ではどのような土を用い、どのような製品がつくられてきたのか。西部裕介による写真と山中 有による映像と合わせて、曼荼羅のように広がる土とやきものの関係を紹介します。

その他の見どころ

⚫︎ラーメン丼コレクター、加賀保行が日本全国を巡って集めたラーメン丼、約250点をご覧いただけます。

⚫︎竹中工務店(正田智樹、海野玄陽、松井優香、森 唯人)、デザイン事務所・TONERICO:INC.、建築家・中原崇志による新しいラーメン屋台を展示します。

⚫︎造園ユニットveigが、21_21 DESIGN SIGHTの中庭、サンクンコートを舞台とし、美濃焼の長い発展の歴史の大切な要素の一つであるアカマツを使用して庭を制作します。

⚫︎21_21 DESIGN SIGHT周辺のラーメンが食べられるお店を紹介する、本展オリジナルのラーメンマップを制作します。展覧会会場内でラーメンを食べることはできませんが、鑑賞後にラーメンをお楽しみいただく助けとなれば幸いです。

「丼自慢」デザインシート

本展会場では、来場者の皆さまにも、ラーメン丼のデザインに挑戦していただける体験コーナー「丼自慢」を設けています。完成したシートをどんぶり絵回収箱に提出いただくと、その中から選出した作品を額装の上で、会期中の一定期間、壁面に展示します。
また、会場に展示しなかった作品もオンラインにて公開します。

以下のリンクから、会場に設置されているものと同じデザインシートをダウンロードできます。
ご自宅などでデザインした作品をお持ちいただき、ぜひ丼自慢にご参加ください。
>「丼自慢」デザインシートをダウンロードする(PDF)

* 提出されたデザイン画は返却しません。また、展示に関する個別のご連絡は行いませんのでご了承ください
* デザインシートはA4コピー用紙に印刷して使用してください

オンラインギャラリー「みんなの丼自慢」

「丼自慢」では、来場者が描いた「自慢のどんぶり」を展示するコーナー「みんなの丼自慢」を設けています。会場で展示できる数には限りがあります。そこで、より多くの作品をご覧いただけるよう、オンラインギャラリー「みんなの丼自慢」を公開しました。

以下のリンクより、皆さまの力作をご覧ください。
オンラインギャラリー「みんなの丼自慢」(外部サイト)