contents
トーク「稲見昌彦×遠藤麻衣子×山中俊治」
本展では、東京大学の稲見昌彦が研究総括を務める「稲見自在化身体プロジェクト」の研究成果をもとに、斬新な映像表現を行う映画監督・遠藤麻衣子が制作した短編映画『自在』の特別エディションを展示しています。映画には実際に研究者たちが設計したプロトタイプが数多く登場しますが、作中に登場する少年が着用している「三つ目のメガネ」のデザインは山中俊治によるものです。複数の実機や情景が混ざり合い重なり合っていく複雑な映像は、私たちに新たな情動体験と、研究への自由な解釈を誘いかけます。短編映画『自在』の制作以来、再び邂逅した三者がまだ見ぬ未来について語り合います。
- 開催日
- 2024年7月19日(金)
- 時間
- 17:00 - 18:30(開場16:30)
- 場所
- 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2 B1Fロビー
- 出演
- 稲見昌彦、遠藤麻衣子、山中俊治
- 特別協賛
- 三井不動産株式会社
- 言語
- 日本語
- 参加費
- 無料(ただし、当日の入場券が必要です)
- 予約
- 上部リンク(外部サイト)にて受付、定員に達し次第終了
- 定員
- 50名
ご予約に際しては、以下の注意事項をご確認ください。
* 開始時間を30分過ぎてもお越しいただけない場合は、キャンセル扱いとさせていただきます。
* 定員に達している場合でもキャンセルの状況次第で当日ご参加いただける可能性があります。
稲見昌彦 Masahiko Inami
東京大学 総長特任補佐・先端科学技術研究センター 副所長 / 教授
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了 博士(工学)。電気通信大学、慶應義塾大学等を経て2016年より現職。自在化技術、人間拡張工学、エンタテインメント工学に興味を持つ。米TIME誌Coolest Invention of the Year、文部科学大臣表彰若手科学者賞、文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)などを受賞。情報処理学会理事、日本バーチャルリアリティ学会理事、日本学術会議連携会員等を兼務。著書に『スーパーヒューマン誕生!人間はSFを超える』(NHK出版新書)、『自在化身体論』(NTS)他。
遠藤麻衣子 Maiko Endo
映画監督/アーティスト。ヘルシンキ生まれ、東京育ち。ニューヨークで創作の後、帰国。2011年日米合作の長編映画『KUICHISAN』で監督デビュー。以後、監督作をロッテルダム映画祭など海外でも公開。2022年オンライン映画『空』が東京都写真美術館に収蔵。2023年日仏で取材した短編映画を完成。
山中俊治 Shunji Yamanaka
1957年生まれ。東京大学工学部卒業後、日産自動車のカーデザイナーを経て1991-94年東京大学特任准教授。1994年にリーディング・エッジ・デザインを設立。デザイナーとして腕時計から家電、家具、鉄道車両に至る幅広い製品をデザインする一方、科学者と共同でロボットビークルや3Dプリンタ製アスリート用義足など先進的なプロトタイプを開発してきた。Suicaをはじめ日本全国のICカード改札機の共通UIをデザインしたことでも知られる。2008年より慶應義塾大学教授、2013年東京大学教授。2023年には東京大学特別教授の称号を授与された。ニューヨーク近代美術館永久所蔵品選定、グッドデザイン賞金賞、毎日デザイン賞、iF、Red Dotなど受賞多数。