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2025年7月 (2)

ギャラリー3では、2025年7月10日(木)から8月3日(日)まで「FLY WITH IM MEN」を開催しています。

三宅一生の「一枚の布」というフィロソフィーに基づいたものづくりを追求するメンズブランド、IM MEN(アイム メン)による本展は、真っ白な布から始まります。これは、その前に展示された軽やかなコート「FLY」のボタンを外して広げたもの。「耳」と呼ばれる織物の端までそのまま衣服として表現したその造形だけでなく、部分植物由来と中空糸のポリエステル糸を使い、シワになりにくく軽さも追求したテキスタイルの技術も重要なプロセスです。そして続く3つのコート、人工ムートンに箔プリントを施した「METALIC ULTRA BOA」、100%植物由来のポリエステルを基材とした人工皮革スエードによる「HERON」、伝統技法の絣染めを現代的に表現した「KASURI」でも、「FLY」同様に「一枚の布」からの驚くような造形が追求されており、実物とともに映像で見ることができます。

技術とデザイン、クリエイションが一体となったものづくりを目指すIM MENデザインチームによるこれらの衣服は、2025/26年秋冬パリ・ファッション・ウィークで発表され、パリで3日間一般公開されたものの一部です。会期中は、毎週土曜日と日曜日の15時より、デザインチームによるギャラリーツアーが開催されます。ものづくりの可能性に触れ、体感していただけるこの機会に、ぜひお越しください。

© ISSEY MIYAKE INC.
写真:吉村昌也

2025年7月4日、いよいよ企画展「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」が開幕します。

自然災害はいつどこで発生するか、確実にはわかりません。しかし災害から目を背けなければ、今やるべきことや、考えるべきことが見えてくるのではないでしょうか。

本展では、そもそも災害とはなにかという視点から、データビジュアライゼーションをはじめとしたリアルな状況把握や、防災に関するプロダクト、災害をきっかけに生まれたプロジェクトなど、人々が直面してきた自然災害とその周辺を広く見つめ直します。そのうえで、改めて向き合いたい、いくつもの「問い」を会場に散りばめます。あらかじめ想像しておけば、未来は少し変えられるかもしれません。

ここでは会場の様子を写真で紹介します。

会場風景(ギャラリー2)
会場風景(ロビー)
会場風景(ロビー)
会場風景(ギャラリー1)
柴田大平「防災グラデーション」
会場風景(ギャラリー1)
siro+石川将也「そのとき、そのとき、」
会場風景(ギャラリー 2)
日本郵便株式会社+寺田倉庫株式会社「防災ゆうストレージ」
会場風景(ギャラリー 2)
バリューブックス「ブックバス」
会場風景(ギャラリー 2)
会場風景(ギャラリー 2)
トラフ建築設計事務所+石巻工房「Maker Made Since 2011.3.11」
会場風景(ギャラリー 2)
WOW「みんなは、どうする?」
会場風景(ロビー)
WOW「みんなは、どうする?」
会場風景(ギャラリー 2)
佐竹真紀子「Seaside Seeds」「風景のつづき」「おばちゃんコーヒーはじめました」
会場風景(ギャラリー 2 出口)
津村耕佑「FINAL HOME」
会場風景(ロビー)
中村至男「21_21 DESIGN SIGHTの防災」
会場風景(サンクンコート)
veig「蒸庭」

撮影:木奥恵三/Photo: Keizo Kioku