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ルール?展 (3)

2021年に開催した企画展「ルール?展」と、2023年に開催した企画展「The Original」から、それぞれ関連書籍が発売されました。ぜひ21_21 NANJA MONJAの店頭で手に取ってご覧ください。

『ルール?本 創造的に生きるためのデザイン』

著者:菅 俊一/田中みゆき/水野 祐
出版社:フィルムアート社
発売日:2024年5月18日(土)
価格:2,400円(税別)/2,640円(税込)
頁数:320頁(四六判変形・並製)
装丁:UMA/design farm(原田祐馬・山副佳祐)
詳細:https://www.2121designsight.jp/program/rule/relation

『The Original 時代を超えるプロダクトデザインの系譜』

著者:深澤直人/土田貴宏/田代かおる
出版社:青幻舎
発売日:2024年7月25日(木)
価格:4,500円(税別)/4,950円(税込)
頁数:232頁(A5変・上製)
言語:日本語、英語
デザイン:飯田将平+佐々木晴(ido)
詳細:https://www.2121designsight.jp/programl/original/relation

企画展「The Original」の関連書籍発売に合わせて、2023年5月22日(月)に開催された関連プログラム、トーク「並はずれた、独創の力。」の記録映像を公開します。



* 映像や音声に一部乱れがございます。また、本動画配信は予告なしに終了する可能性があります。ご了承ください

トークの概要をお読みになりたい方はこちらからご覧いただけます。
DOCUMENTS「トーク『並はずれた、独創の力。』を開催

2021年10月16日、「ルール?展」のルール更新会議「開かれた展覧会とは何か?」を開催しました。

「ルール?展」は、あらかじめ鑑賞体験を制限するような禁止事項をできる限りつくらず、来場者のふるまいとともにルールを更新していく仕組みをとっています。また、自由に動かせる箱があったり、会場での撮影が可能だったりと来場者の判断と責任で展覧会を自主的に楽しむことができます。
しかし一部では、多様な人々が集まる社会での一般的なルールやマナーが守られず、不満の声が上がるなどしたことから、会場内での禁止事項に関するルールが追加されてきました。

本イベントでは、これまでの"「ルール?展」のルール"の変遷を振り返りつつ、来場者から寄せられた意見をもとに、現在、本展の会場にはどのような問題があるか、そしてそれらに対してどのような解決策があるかを考えました。
本展ディレクターチームの水野 祐、菅 俊一、田中みゆきが、ミュージアム・エデュケーターの会田大也のモデレーションのもと行う、公開会議です。
本展の企画、運営を通して心がけてきた、「行動を制限するようなルールをつくるのではなく、一人ひとりが互いを尊重しあい、より良い関係と環境をつくる」ための方法を話し合いました。

イベント終了後、改めて関係者で議論を行い、「館内での会話や撮影による物音、長時間同じ場所に留まっての撮影が他の来場者にとっては鑑賞の妨げになりうる」という問題に対する試みとして、会場内での撮影や会話を控え、静かに落ち着いて作品をご鑑賞いただく「サイレント?デイ」を導入することになりました。
撮影を楽しみたい人、静かな鑑賞体験を楽しみたい人の両方が、展覧会を楽しむ機会を得られる方法は何か。その解決法として、展覧会全体に「撮影可/不可」のルールを設けるのではなく、「撮影して楽しめる日」とは別に、「撮影せずに楽しむ日」を設けるというものです。「サイレント?デイ」にご来館のお客様は、会場内での撮影と会話をお控えいただきますよう、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

「サイレント?デイ」の日程は以下の4日間です。
11月19日(金)、20日(土)、26日(金)、27日(土)

本イベントでは他にもルール更新のアイディアが挙がりましたが、それらを個別に実施はせず、「サイレント?デイ」に集約します。

本展は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、事前予約制となっております。
ご来館の際は以下よりご予約をお願いします。
>>事前予約制の導入について

2021年7月2日、いよいよ「ルール?展」が開幕します。ここでは、一足先に会場の様子を紹介します。

私たちは、さまざまなルールに囲まれながら暮らしています。それらのルールは今、産業や社会構造の変化などに伴い、大きな転換を迫られています。
この展覧会では、私たちがこれからの社会でともに生きていくためのルールを、デザインによってどのようにかたちづくることができるのか、多角的な視点から探ります。
私たち一人ひとりが、ルールとポジティブに向き合う力を養う展覧会です。

会場風景(ギャラリー2)
早稲田大学吉村靖孝研究室「21_21 to "one to one"」
会場風景(ロビー)
ダニエル・ヴェッツェル(リミニ・プロトコル) 田中みゆき 小林恵吾(NoRA)×植村 遥 萩原俊矢×N sketch Inc.「あなたでなければ、誰が?」
NPO法人スウィング「京都人力交通案内『アナタの行き先、教えます。』」
コンタクト・ゴンゾ「訓練されていない素人のための振付コンセプト003.1(コロナ改変ver. )」
会場風景(ギャラリー2)
一般社団法人コード・フォー・ジャパン「のびしろ、おもしろっ。シビックテック。」
丹羽良徳「自分の所有物を街で購入する」
Whatever Inc.「D.E.A.D. Digital Employment After Death」
石川将也 + nomena + 中路景暁「四角が行く」
高野ユリカ+山川陸「踏む厚み」

撮影:吉村昌也/Photo: Masaya Yoshimura