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2023年11月 (4)

2023年11月23日、いよいよ企画展「もじ イメージ Graphic 展」が開幕します。ここでは会場の様子を写真で紹介します。

会場風景(ギャラリー2)
会場風景(ギャラリー2)
会場風景(ギャラリー1)
会場風景(ギャラリー2)
会場風景(ギャラリー2)
会場風景(サンクンコート)

撮影:木奥恵三/Photo: Keizo Kioku

ギャラリー3では、12月10日(日)まで「Digital Happiness / いとおしいデジタルの時代。」を開催しています。

2003年10月の発売以来、今も多くのファンを持つ「INFOBAR」は、プロダクトデザイナー 深澤直人がデザインした携帯電話です。携帯電話におけるデザインの変革を目的としたプロジェクト「au Design project」の原点とも言える、レゴブロックから発想を得た初代デザインは、日常のプロダクトにいとおしさやユーモアをもたらすものとして大きなインパクトを残し、その後のデザインケータイの潮流を作りました。MoMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションにも選出されています。

20周年を記念する本展では、まず初代 INFOBAR4種が会場で来場者を迎え、中でも人気の高い「NISHIKIGOI」カラーモデルを完全再現した Apple Watch ケースのプロトタイプ初公開展示が続きます。そして会場の奥では、最新技術が生活の中で「幸せな気分」をもたらすことを目指し、au Design projectが企画開発する、深澤がデザインした生成AIマスコット「Ubicot」のプロトタイプを展示発表しています。そのほか、同じく深澤のデザインによる「METAVERSE WATCH concept」の展示や、中村勇吾による動画上映を楽しむことができます。

また今回、INFOBAR20周年記念グッズとして、「NISHIKIGOI」カラーをモチーフにハンカチ、ステーショナリー、飴が制作され、21_21 NANJA MONJA(21_21 SHOP)で販売しています。

企画展「Material, or 」がNHK World「DESIGN×STORIES」にて2週にわたり紹介されました。
以下のリンク先(外部サイト)からぜひご視聴ください。
(視聴期限:2026年3月31日まで)

NHK WORLD「DESIGN×STORIES」視聴リンク
◯「Dialogue with Material Part 1」2023年10月26日(木)放送回
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/2101012/

◯「Dialogue with Material Part 2」2023年11月2日(木)放送回
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/2101013/

2023年10月27日(金)、企画展「Material, or 」に関連して、閉館後の館内にて、デザインジャーナリストの森山明子と、本展参加作家の小野 栞によるトークをを開催しました。モデレーターは本展企画チームの山田泰巨が務めました。

企画展「Material, or 」会場風景(ロビー) 撮影:木奥恵三/Photo: Keizo Kioku

「Material, or 」で展示している小野の作品「Muse」は、金属のワイヤーを手編みした縦5 × 横4 mの作品です。21_21 DESIGN SIGHTの吹き抜けの一番高い場所に吊られ、昼はサンクンコートから降り注ぐ陽の光に煌めき、夜は照明に照らされてさまざまな表情を見せています。小野が「透明な幕に見える素材を探していて出合った」という、通常は精密機器などに使われる0.06 mmのステンレスワイヤーを、8ヶ月かけて一般的な編み棒で編んだ本作品は非常に繊細なため、すぐには存在に気づかない人もいるほど。金属工芸やテキスタイルデザインを学び、糸から衣服を制作してきた小野は、博士課程で彫刻に触れることにより、空間との関わりを考えるようになったと言います。風や光も意識する中で、「透明」をつくることを模索しました。本作品を編むにあたり、ワイヤーが細すぎて見えなくなってきたり、金属疲労のために折れそうになるなどの、素材の難しい性質と向き合いながら完成させたと語りました。

デザインジャーナリストの森山明子は、「Material, or 」のテーマを最初に聞いた時から思い浮かべたという特別な「布」を紹介しました。だれも見たことのない布を探求してきた、世界的テキスタイルプランナーの新井淳一によるポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルムを用いた生地。その実物を特別に持参した森山は、トーク参加者たちの前や上に広げることで、この布の軽さや手触りも披露しました。

「物質自体がなろうとする自分になるよう、呼吸を合わせるのが仕事」という新井淳一のものづくりの考えが、小野の作品づくりや、「Material, or 」のテーマに通じていることから、「もの」やそれを取り巻く「産業」への眼差しへと話は発展しました。

モデレーターの山田からは、「布」はとても身近なものであると同時に、人によって思い描くものが違うのではないかと問いかけ、トーク参加者がそれぞれ「自分にとっての布」を語る時間を設けました。展覧会の感想も合わせて語り合った1時間半。最後に、参加者からの「どうやったらものと対話する力が養えるのか?」の質問に、小野は「よく観察し、細かく見て、予想しながら動く。そしてものだけでなく地域や産業を見てほしい」と答え、和やかなトークは終了しました。

左から、小野、森山、山田。