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2025年9月 (3)
21_21 DESIGN SIGHTと同じ東京ミッドタウンに位置するサントリー美術館との協力企画として、2025年8月10日に小学生とその保護者を対象とした「サントリー美術館×21_21 DESIGN SIGHT ご近所ミュージアムツアー」を開催しました。
この企画はサントリー美術館の「みんなで楽しむ!サン美まるごとアートフェス2025」のプログラムの一つとして開催されました。企画展「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」にちなんで、サントリー美術館と21_21 DESIGN SIGHTの、建物のひみつをテーマにめぐるツアーです。両施設の建築デザインと防災設備を紹介するほか、もし展覧会鑑賞中に地震に遭遇したら「そのとき、どうする?」を考えてみる時間も設けられました。
ツアーの最後には、普段は通ることのできない21_21 DESIGN SIGHTの非常階段を通って地上に上がることができ、参加した小学生にとって特別な体験となりました。



©田山達之
21_21 DESIGN SIGHTは、日々多くのお客様をお迎えする施設として、災害時の対策を平時から検討しておくことが求められています。これは、21_21 DESIGN SIGHTが位置する東京ミッドタウンのような商業施設全体にも共通する課題です。
企画展「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」では、東京ミッドタウンと連携し、東京ミッドタウンの商業施設の店長に向けて展覧会を紹介したり、防火・防災体験訓練へブース出展したりするなど、業務上、災害や防災に向き合う必要のある方々に向けてさまざまな取り組みを行っています。
8月初旬には7日、8日と2日間にわたって東京ミッドタウンで働く方を対象とした特別鑑賞ツアーを開催しました。終始メモをとられる方や、特設サイト「みんなは、どうする?」webで回答を入力しながら鑑賞される方など、参加者は非常に熱心にガイドに耳を傾けていました。


ギャラリー3では、2025年9月10日(水)から23日(火・祝)までMoleskine『Detour Tokyo』を開催しています。芸術家や思想家に愛されてきた伝説的なノートブックを現在も届け続けるモレスキン社と、ミラノを拠点に世界の貧困地域で教育普及活動を行う非営利団体であるモレスキン財団が主催する巡回展『Detour』。ロンドン、上海、パリ、ニューヨーク、ミラノ、そして2025年大阪・関西万博への巡回を経て、この度ギャラリー3で『Detour Tokyo』として開催されます。
メッセージ「Creativity for Social Change(クリエイティビティによる社会変革)」からはじまる本展では、世界的に著名なアーティスト、建築家、映画監督、デザイナー、ミュージシャン、作家に加え、学生や文化団体、若手クリエイターから寄贈された唯一無二のアートピースとしてのノートブックが展示されています。来場者は白い手袋をはめて幾つかの作品に触ったりページをめくることもでき、実際にアートピースに触れる貴重な体験ができます。会場内では、デザイナー松本陽介(MIYAKE DESIGN STUDIO)による新作「視点3 | NOTE-A-NOTE 展開」を特別展示。本展で初めて発表されたデザインツール「NOTE-A-NOTE」から発想を広げた大型作品です。 また、来場者が実際にノートに描くことができる「Unleash Your Genius(才能を解き放つ)」セクションもあり、自ら参加することができます。
開催に合わせて、クリストフ・アーシャンボウ(モレスキン社CEO)とアダマ・サンネ(モレスキン財団CEO)が来日し、メッセージ「Creativity for Social Change(クリエイティビティによる社会変革)」と共に、「クリエイティビティこそが社会に前向きな変化をもたらし、未来を切りひらく力になる」という信念と活動を届けると共に、次世代の才能や創造力を広げたいと語りました。
ギャラリーショップ 21_21 NANJA MONJAでは、クリエイティビティを尊重する哲学に共鳴したMIYAKE DESIGN STUDIOとMoleskineの協業により生まれた、「紙に書き記す」という創造の源泉に改めて着目した「NOTE-A-NOTE」を先行発売しています。ノートブックとカードケースを一体化したことで、出会いの場での第一印象を自分のスタイルで書き留められるようにデザインされました。オリジナルカラー8色に、21_21 DESIGN SIGHT 限定色〈Cerulean Blue〉を加えた、全9色で販売しています。ぜひお立ち寄りください。
参加アーティスト一覧(あいうえお順)
Curated by Yuko Hasegawa:板垣李光人/清川あさみ/名和晃平/ 森永邦彦/ 吉増剛造
Curated by SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE):大竹彩子/ GROUP/ NANAORO/ MIEKO MEGURO
Curated by MOLESKINE:アイナ・ジ・エンド/ 松本陽介 (MIYAKE DESIGN STUDIO)/ KALKUL/ COCO STAR SIMS/ 中村哲也/ 蜷川実花/ Lauren Tsai
FROM ARCHIVE COLLECTION: Alberto Meda/ Andrea Trimarchi & Simone Farresin/ Carlo Stanga/ Circolo lettori Andria/ Fabrizio Cotognini/ Flavio Albanese/ Frances Goodman/ Giorgia Lupi/ Toyo Ito/ Joana Vasconcelos/ Kazuyo Sejima/ Kengo Kuma/ Massimiliano Fuksas/ Natoï Allah Djimasra/ Nicholas Hlobo/ Ryue Nishizawa/ Officinae Efesti/ Paolo Marco Bombonato/ Pascale Marthine Tayou/ Sebastiano Mauri/ Sebastiano Paccini/ Seven Hills/ Tord Boontje






