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ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR (3)
「TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition」ブース出展レポート
21_21 DESIGN SIGHTは、2019年3月30日と31日の2日間にわたり「TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition」にブース出展しました。
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アート出版に特化したブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR(TABF)」。「TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition」は、2019年3月8日 - 4月14日、Ginza Sony Parkにて開催されました。21_21 DESIGN SIGHTは、TABFとの連動企画第1弾として、150組余りの出版社、ギャラリー、アーティストらが毎週末入れ替わる「Exhibitor Booth」に出展しました。
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ブースでは、開催中の21_21 DESIGN SIGHT企画展「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」にちなんだ書籍をはじめ、過去の企画展関連書籍や21_21 DESIGN SIGHTオリジナルグッズを展開しました。それらを通して、多くの方が企画展や施設に興味、関心を寄せていました。
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なお、TABFとの連動企画第2弾として、同会場でも設置されていたアートブックの販売機「Art Book Vending Machineを4月17日より21_21 DESIGN SIGHT SHOPでも展開しています。キーワードを選ぶと、それに紐づく一冊が"販売機"から出てくる仕組みです(参加料:500円/在庫がなくなり次第終了)。21_21 DESIGN SIGHT SHOPでも、アートブックとの出会いを楽しんでください。
*終了しました
2019年3月10日、「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」の開催に先駆けて、参加作家 ダミアン・プーランによる子ども向けワークショップが、アンスティチュ・フランセ東京にて行われました。
フランス人アーティスト ダミアン・プーランは、デザインと建築の間を手探りし、神道、部族や紋章の記号に影響を受けながら、領域を超えた創作を行っています。「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」で展示している「People Power」は、様々なプロテストソングのタイトルを、グラフィカルな旗に転換させた作品です。
このワークショップでは「私の音楽を見て、私たちの話を聞いて」と題し、子どもたちが自ら好きな曲を選び、その曲にまつわるものや聴いたときの気持ちをあらわす旗をつくりました。
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ワークショップは曲選びから始まりました。子どもたちは、選んだ曲に込められたメッセージや、曲を聴いたときの気持ちを保護者と話し合い、旗のイメージを思い描きます。
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旗のイメージが掴めたら、曲名や歌詞、音色などに基づいて色画用紙を切り取り、台紙に貼っていきます。旗を通してどのような想いを伝えたいかプーランとも話しながら、子どもたちは制作を進めました。
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それぞれ出来上がった旗を手に、プーランに曲名と旗の特徴を伝えます。最後には記念撮影も行いました。
ワークショップを通して、プーランと日本で暮らす子どもたちとの間に、豊かな交流が生まれました。
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ダミアン・プーランは、「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」にて「People Power」の他にも作品を展示しています。プーランが卓球台に、錯視を誘発するようなグラフィックを施した新作「Disruptive Thought」では、実際に卓球を楽しむことができます。ぜひお楽しみください。
2019年3月15日、浅葉克己ディレクション 企画展「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」が開幕します。
時代を牽引し続けるアートディレクター 浅葉克己にとって、コミュニケーションにおける最も大切な感性のひとつが「ユーモア」です。 本展では、浅葉が国内外から集め、インスピレーションを得てきた資料やファウンド・オブジェとともに、ユーモアのシンパシーを感じているデザイナーやアーティストの作品を一堂に集めます。
時代や国を超えたユーモアのかたちと表現を一望することで、私たちは日々のお営みのなかにある身近なユーモアを見つめ直すことになるでしょう。そして、そこにあるユーモアの感性こそが、デザインやものづくりにおいて重要な、コミュニケーションの本質のひとつと言えるのかもしれません。
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撮影:鈴木 薫