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「雑貨展 出展者によるトーク2 小林和人×小林 恭・マナ×たかはしよしこ」を開催

2016年5月22日 16:00デザイン,トーク,雑貨展

2016年5月22日、展示作品「12組による雑貨」の出展者、小林和人(Roundabout, OUTBOUND)と、小林 恭・マナ(設計事務所ima)、たかはしよしこ(S/S/A/W)によるトークを開催しました。

生活日用品を扱うRoundaboutはその名の通り、様々なものが行き交う交差点のような場所になればと考えてはじめたという、小林和人。自身が運営するもう一つの店、OUTBOUNDも含め、機械生産のものから手仕事のものまでジャンルを問わず扱っていながら、そこには、「ものには、機能と作用の両方が備わっている」という考えが通じています。雑貨とは、皮をめくっていくうちに消えてしまうらっきょうのようなものではないか、と例える小林和人は、それが雑貨かどうかは、そのものの置き方によっても決まると自身の「雑貨観」を述べました。

小林 恭・マナも、普段、設計事務所imaとして「ものを、雑貨を、どのように置くか」を考える仕事をしています。そこに置かれるものを出発点とした、展示空間や店舗など国内外での事例からは、つくり手と選び手がその生活感を共有するという、雑貨の一面を見ることができました。また、本展出展作品「ケンセツザッカテン」では、二人の専門である建設の専門道具から、雑貨"とも言える"ものを集めたと語りました。

フードデザイナー たかはしよしこは、本展出展作品で、会場に自身のアトリエ「S/S/A/W」を再構築しています。料理を専門とするたかはしにとって、「S/S/A/W」の名の通り、季節は大事な要素であるといいます。本展のために会場に運び込まれた雑貨にも、共通して自然の素材を使ったものが集まりました。この、雑貨を集めてアトリエを再構築するという行為を通じて、たかはし自身、自分の好きなものを捉え直すことになったと語りました。

異なる分野で活躍する三者がそれぞれの世界観を語り、来場者と共有する、和やかなトークとなりました。